るりこまり日記

私と私の大好きな人たちに都合の良い国を作って穏やかに生きたい

夢に##される

 

#オセアニアでは常識なんだって!

あれがリバティでユートピアのパロディ。

私の頭の中には熱帯の鳥は棲んでいるけど、全然理解できません。12時間後には第三夜が来てしまう、と考えたら恐くなった。パレードが始まって、手元に広がった私の仲間たちを見ても現実に帰れなくなった。小鳥は楽しそうにダンスをするし、時計は進むし、待ち合わせの時間がどんどん迫ってくる。脳が侵されているけれど、ひたすら手を動かしてよそゆきの顔を作る。

帰宅後、私がシャワーを浴びる前だ。母が放った些細な一言がパレードを連れてきた。(言葉からは悪意は感じられなかった。)コンタクトを外すために鏡を覗き込む。ひとつに結んでいた三つ編みを解く。ほどいた所から何か漏れてきた。こういう書き方をすると中二臭くて嫌だが、他に表現が見当たらないので使うことにする。狂気だ。自分の中に溜まっていた狂気のようなものがふわふわと揮発していくのが見えた。見えたと言っても鏡には写っていなくて、意識がどこか違う方向を向いて、向いた先にイメージとして出力されていたものを見たという感じだ。

例えるなら、ADHDの人が脳内連想ゲームをスタートさせて、目の前の話が全く入ってこなくなった時のような感じだ。定型発達の人々は分かりにくいだろうが、他に例がないので許してほしい。「狂気」は紫色をしていた。こんなことは恐らく生まれて初めてだ。

シャワーを浴びる。少しうつむいて頭上から水を流す。整髪料を流すべく、水の量を増やす。呼吸が難しくなる、ごぼごぼ。今の私には心地が良い。ざあざあという音が繰り返し流れる冒頭の呪文を遠ざけてくれた。

「頭から大量の水を被ってパレードを洗い流そうね、オセアニアでは常識だよ」

身体中の水滴を拭う頃には彼らは消えていた。第三夜が近づいてくる。今さらで申し訳ないが、第n夜についての説明をしておく。一夜目はブログ記事は「夕方の夢」を参照してほしい。二夜目はその続きの夢だ。記録していないので記憶が曖昧だが、二人で山へ旅行に行き、共にシャワーを浴びるという夢であった。三夜目はこれからだ。

フレディ・クルーガーに襲われるわけでもないのにどうしてこんなに眠ることが不安なのか。創作のネタになるような甘い夢だったとしても、罪の意識を感じて仕形がない。お願いします。誰も悪くないのです、可能ならどうかずっとお友達でいさせてください。

 

#セットリスト

パレード/ 平沢進

https://music.youtube.com/watch?v=L7z9K_AufGs&si=f9Al2dssZ8KKhz0n

恐いもの見たさで第三夜を願う私もいる。ころころと移り変わる好奇心に殺されないようにね。

それでは、また明日。